きゃろっと

キューブのことメインで書きます。

映画「五等分の花嫁」を観ました

 2022/5/21の土曜日に観に行きました。Twitterに何もまとめずに流すよりかはいいかと思ったのでブログとして残しておこうというだけです。また映画を観てから時間が経っているので映画について間違えた言及をするかもしれません。

ネタバレありますんで気を付けてくださいね。

  • 特典とか

  最初にこれについて言うのもなんかあれですが映画を観る前にもらうので先に書いてしまいます。

  14.5巻が無事に手に入ったので読みました。ストーリーとしては原作の通りに進んだ後という前提の元で独立してます。

  グッズとしてはパンフレット豪華版、クリアポスターと缶バッジ2つを買いました。パンフレット豪華版は、声優さんやスタッフさんへのインタビューなどが載せられていてかなりボリューミーでした。内容についてはあまり言及しないでおきます。クリアポスターは半透明縦長のキービジュアルでした。五月ちゃんの口の位置がバグってるやつです。缶バッジについては和ver.とか書いてあったので買ったら映画村コラボの商品だったのでちょっと驚きましたね。二乃と三玖が当たりました。

  • 内容について

 率直に言うと映画として観られて良かったということとただ単に感動しました。個人的に中1から3年間くらいずっと好きだった作品なので最高のフィナーレを一緒に観られたのはとても光栄といったところです。

 映画で放映された場面は原作で言うと11~14巻に対応しています。僕は原作を読み通しアニメも1期2期ともに観ていたのである程度展開を知った状態で観ました。なので原作やアニメとの相違点などにも気づけるいい楽しみ方が出来ました。じゃあ具体的に書いていくことにします。

 細かいところは置いておいて、四葉の過去編の挿入のされ方が変わっていました。便宜上五つ子の母・零奈が無くなりマルオが五つ子を引き取るまでを前半、そのあとを後半とします。 原作では11巻の最初で3~4話に渡って前後半両方とも描かれています。ですが映画では、五つ子でお参りするところから始まりそこに手向けられている花のアップから過去編が描かれます。そしておおまかに前半部分を挿入している感じです。一方、後半部分はというと風太郎に気持ちを問われたところでようやく回想のような形で入ります。お互いが支え合ってきたことを強調するのにも大変理にかなったタイミングですね。そして視聴者の感情を揺さぶるのにも一番適しているのではないでしょうか。クライマックスにあのシーンを突っ込むのは反則ですよ(笑)

 もう一つ驚いた相違点は二乃の神回、「ツンデレツン」がカットされていたことですね。風太郎が五つ子の恋心に対して誠実に向き合おうとしている様子や二乃のツンデレもこの回が一番顕著に表れているので観られなかったのはすこし残念ですね。これに関しては尺の関係上カットせざるを得なかったのかもしれません。

 

 ここからは映画で感動したところなど適当に書いていきます。

ほぼすべての場面で感動したんですがとりわけ鳥肌が立ったところとかは強く印象に残っていますね。

相違点の方で書いたんですが改めて言うと、学園祭までのいろいろな経緯を挟むだけでかなり見え方が違ってきますね。原作では中学生時代の四葉の闇がかなりシリアスに描かれておりぞくっとしましたが、四葉が選ばれるまでを踏まえた後で観ると四葉への同情の気持ちは結構増しました。佐倉綾音さんのおかげもあるんでしょう。あれを直前に観た後での「好きです」には泣きそうになってしまいました。

  • 五月の場合

五月が自分のアイデンティティや意志があいまいになっている中で風太郎に救われるシーン、そして無堂を撃退してからのタメ口になるシーンはかなりこみあげてくるものがありました。特に「勉強教えてください」のセリフは一巻の最初との対比が明確に表れる数少ない場面ですね。風太郎に「ごちそうさまでした」と返されていたころが懐かしいですね。

  • それぞれのキスシーン

これは言うまでもないですね。一番好きなのは三玖の場合と四葉の場合です。

 三玖の場合では、三玖が屋台のリーダー2人に対しブチ切れるのが印象的ですね。原作で読んだときは僕の脳内で声帯を傷つけるような声で言っているようにしかイメージできず、今までの三玖のキャラとのギャップがありましたが、伊藤美来さんはさすがですね。三玖の今までのキャラを保ちながら、でも今まで自分に自信がなかったことによる一種の壁を破壊するような力強さを同時に備えているんだという演技には感服しました。

 四葉の場合は原作と同様全体的に感動するシーンが多く充実していました。自分が安全確認を担当していたたこ焼き屋での出火で責任感を感じ、仕事を自ら増やした結果倒れてしまう。四葉が自分の限界を知ったこの場面に胸が痛みますが、そのあとに四葉"のために"集まった人に感謝する場面はやはり名場面です。過去の強い呪縛を解いてたくましく進む様子がどこか切なさを感じさせるんですよね。過去の呪縛に風太郎が強く関係しているからですが。そこから湧き出る四葉の涙の描写がこれまた切ないんですよ。原作では、四葉の表情の変化がページをまたいでしっかり区切れていましたが、映画では徐々に涙があふれる様子が丁寧に描かれていていい味を出していました。

 

  •  音楽について

この映画のOP,EDはともにすばらしい曲でした。エンディングであの歌詞とあの曲調が来たら涙が出てしまいますね。一応リンク載せときます。

OP 

youtu.be

ED

youtu.be

 

もう一つ作中で気になった曲は学園祭で二乃が歌い踊っていた「ラブ☆バケーション」です。原作では14巻で三玖が"二乃が好きな曲"としてカラオケで歌っていました。映画では映されていませんでしたね。歌詞からなにから二乃っぽくてノリノリでした。

 

こんな感じです。この作品に出会えてよかったと思ってます。