きゃろっと

キューブのことメインで書きます。

SQ1上達のルート①〜CS編〜

皆さんおはこんばんにちは。この記事はSpeedcubing Advent Calender 2022の22日目のものです。前日はくるくるキャプテンさんのキューブアートについての記事でした。キューブアートは自分も興味があるのでお金があれば買おうと思っております。翌日はむぎ茶さんのVisual Cube Plusの使い方ということでとても楽しみにしております。

 

 ご覧いただきありがとうございます。SQ1のモチベが絶えないきゃろっとと申します。Ao100が大体15秒くらいです。

今回はタイトルの通りSQ1上達のルートを模索したいと思います。スクエアのルートといっても平方根ではありません(ボケ)。SQ1をスピードソルブするときの理想像とそのための具体策みたいなものをまとめようと思います。今回はCS(成形)についてのものとなります。

※今回のブログでは赤手前黄色上の世界配色です。また、D面の表示についてですが、上から透かして見たイメージにします(手前の面が下側に表示される)。

  • 3手以下の成形を可能な全てのアングルから回せるようにする

これはかなり重要だと思っています。4手以上の成形は全て3手成形を経由して揃えるのでそこでアプローチがしやすいようになります。上下反対の成形はもちろんですが、U2D2した状態などから回せるだけでかなり融通が利きます。そんなにパターン数も多いわけではないですし理解もしやすいので早めに全て習得してしまいましょう。

  • 手順の仕組みを理解する

先に述べたように3x3の初心者F2Lに似た構造をしています。エッジに注目しながら見るとそう見えます。簡単なケースにして揃えるというコンセプトにおいてはCSとF2Lはほぼ一緒ですね(強引)。具体的な例も交えて詳しく説明していきます。これからの説明をするための準備として、以下のケースを名づけておきます。

左からP、L、Iとする

PはPaired edgesです。LとIはただそう見えるからというだけです。この画像にはコーナーが映っていますが、今はエッジの位置関係を示すだけのものとしてください(その方が考えやすいから)。どの形もこの2つのエッジの位置関係が組み合わさってできていると考えられます。例を挙げますね。

左からScallop、Shield、Kite

ScallopはPが2つ隣り合っていると考えられます。Shieldはコーナーを挟んでPが2つですね。Kiteについては2つの見方ができます。PとIとすることもできればLが2つとも取れます。CSの手順によって都合のいい見方をします。4手成形がわかりやすいので幾つか例を挙げます。

Scramble: /(3,0)/(1,2)/(2,0)/

4-1-1/L

この形はScallop/Kiteに1手で持っていくパターンです。4-1-1は今はP2つ(Scallop)とLに分解できます。LとD面のLをKiteになるようにくっつけてあげればScallop/Kiteの完成です。4手成形は割と直感で解法がわかることが多いですが、分かりづらいものもあるので3手成形にするまでの動きはイメージ的に覚えたほうが良さそうです。最大で7手なので覚えづらいことはそうないと思います。それでは4-1-1の別の捉え方をする場合を見てみましょう。

Scramble: /(3,0)/(1,-4)/(4,0)/

4-1-1/P
4-1-1/P

 4-1-1をこのように考えます。Pawn(L,P)とLに分けます。

そしたら、右側のLをスラッシュで離してD面のPと繋げてあげると、Good Pawn/Pawnになります。まあこんな感じで覚えてあげればCSの記憶の部分はうまくいくと思います。


  • 手順を速く回す

言うまでもない事ではありますが、速く回せるといいですよね。工夫できることとしては、リグリップをなくすことです。

 大体の3手成形はより速く回せる手の開始グリップがあります。僕は例えばShield/Squareなら最初がR2'側の動きだと回しやすいので、1手でShield/Squareにするパターンなら手順の開始をR2にすることでリグリップレスに回せることになります。些細なことだと思うかもしれませんが、CSだけじゃなく、リグリップをなくすことはSQ1においては結構なアドバンテージになると思います。

  • 開始面をマネージする

y2だったりz2だったりの開始面からソルブを始めることでソルブの開始をよりスムーズにしようという試みです。これをすることで、D2回転などをソルブの最初にする必要がなくなります。とにかく成形中は回しづらいのでこういう工夫も大事かと思います。

 

CSに関してはまあこんな感じですかね。何せCSPもまだわかってないような者なので不完全ではあると思いますが、今から見た"登山道"を言語化してみました。タイトルにあるように②からの記事も書いております。アドカレにはこの記事を載せようと思っていますが、他の段階もゆっくりと書いていきますので読んでいただければ幸いです。

苦しい

今回はただの典型的な自語りになります。自分で読んでみて相当痛い感じになっております。

本題

 僕は今回の2学期中間試験の英語において平均点を切る結果を取りました。英語が一番得意だった自分としては最低点でもあったこの点数にとてもショックを受けたわけですが、心機一転、勉強を頑張ろうと思いキューブを封印した次第です。これを決意した時に感じた心ぐるしさみたいなものがテーマです。

 もちろんのことキューブやほかの趣味であるピアノなどはとても楽しいものであり、また時間を忘れるほどに没頭できるものでもあります。僕はこれらの趣味を一つのアイデンティティとして持っていました。自分を構成する一つの要素であり、これがなければもはや自分ではない何か別の存在になってしまう、と捉えるものです。もちろん理想形は趣味を楽しみながら勉学にも励むというものです。ですが時間を忘れるほどに没頭できるという性質上どうしても勉学とこれら趣味の両立はとても難しいものとなります。ですが今回の結果も鑑みて流石に勉強をせねばならないという感情が、焦燥感とともに発生しました。しかし勉強とは圧倒的にやりずらく、またイライラしやすく、時折無意味に感じるものです。こんなことしてるなら趣味をやりたいと当然思います。僕はこのジレンマに今まで打ち勝つことは出来ず、ずっと成績は低下の一途を辿ってきました。

 そして、僕にはもう一つ不安があります。それは、期末に向けて勉強を頑張ったとしてもその時の成績が奮わなかった場合です。具体的に言うと、自分を捻じ曲げて頑張ったことが報われなかったときどうなってしまうんだろうという不安です。まあすべてはやってみないと分からないわけですが、どうしてもそういう危機感を感じてしまいます。また先ほど言ったように趣味を楽しんでいないときの自分は本来の自分ではないと感じるため、もし勉強が上手く進んでよい成績をとれるようになったとしても自分は趣味が出来ていない方が深刻なのです。仮に趣味に没頭し大学も入れず仕事が無くなって住処が無くなって最終的に死んでしまってもそれでもいいと思うくらいに"今"趣味にのめり込みたいんです。「今」満足したいんです。成績などどうでもいいんです。上がろうが下がろうが進級出来なくなろうがどうでもいいんです。

 ですが死ぬなんてことは望んではないので現代社会で生きる以上それなりに学力が必要であることも分かっています。なので一回勉強を頑張ってみようという決意をしたということです。自分を犠牲にしているので中途半端にしたくはないし、絶対に趣味に打ち込んだ瞬間に全てが崩壊するので今だけでもキューブをやめてみようと思ったわけです。すぐに趣味に戻るかもしれませんが、3年後でも、10年後でも、死んだ後でも、いつか趣味に没頭するために戻ってきます。

 

映画「五等分の花嫁」を観ました

 2022/5/21の土曜日に観に行きました。Twitterに何もまとめずに流すよりかはいいかと思ったのでブログとして残しておこうというだけです。また映画を観てから時間が経っているので映画について間違えた言及をするかもしれません。

ネタバレありますんで気を付けてくださいね。

  • 特典とか

  最初にこれについて言うのもなんかあれですが映画を観る前にもらうので先に書いてしまいます。

  14.5巻が無事に手に入ったので読みました。ストーリーとしては原作の通りに進んだ後という前提の元で独立してます。

  グッズとしてはパンフレット豪華版、クリアポスターと缶バッジ2つを買いました。パンフレット豪華版は、声優さんやスタッフさんへのインタビューなどが載せられていてかなりボリューミーでした。内容についてはあまり言及しないでおきます。クリアポスターは半透明縦長のキービジュアルでした。五月ちゃんの口の位置がバグってるやつです。缶バッジについては和ver.とか書いてあったので買ったら映画村コラボの商品だったのでちょっと驚きましたね。二乃と三玖が当たりました。

  • 内容について

 率直に言うと映画として観られて良かったということとただ単に感動しました。個人的に中1から3年間くらいずっと好きだった作品なので最高のフィナーレを一緒に観られたのはとても光栄といったところです。

 映画で放映された場面は原作で言うと11~14巻に対応しています。僕は原作を読み通しアニメも1期2期ともに観ていたのである程度展開を知った状態で観ました。なので原作やアニメとの相違点などにも気づけるいい楽しみ方が出来ました。じゃあ具体的に書いていくことにします。

 細かいところは置いておいて、四葉の過去編の挿入のされ方が変わっていました。便宜上五つ子の母・零奈が無くなりマルオが五つ子を引き取るまでを前半、そのあとを後半とします。 原作では11巻の最初で3~4話に渡って前後半両方とも描かれています。ですが映画では、五つ子でお参りするところから始まりそこに手向けられている花のアップから過去編が描かれます。そしておおまかに前半部分を挿入している感じです。一方、後半部分はというと風太郎に気持ちを問われたところでようやく回想のような形で入ります。お互いが支え合ってきたことを強調するのにも大変理にかなったタイミングですね。そして視聴者の感情を揺さぶるのにも一番適しているのではないでしょうか。クライマックスにあのシーンを突っ込むのは反則ですよ(笑)

 もう一つ驚いた相違点は二乃の神回、「ツンデレツン」がカットされていたことですね。風太郎が五つ子の恋心に対して誠実に向き合おうとしている様子や二乃のツンデレもこの回が一番顕著に表れているので観られなかったのはすこし残念ですね。これに関しては尺の関係上カットせざるを得なかったのかもしれません。

 

 ここからは映画で感動したところなど適当に書いていきます。

ほぼすべての場面で感動したんですがとりわけ鳥肌が立ったところとかは強く印象に残っていますね。

相違点の方で書いたんですが改めて言うと、学園祭までのいろいろな経緯を挟むだけでかなり見え方が違ってきますね。原作では中学生時代の四葉の闇がかなりシリアスに描かれておりぞくっとしましたが、四葉が選ばれるまでを踏まえた後で観ると四葉への同情の気持ちは結構増しました。佐倉綾音さんのおかげもあるんでしょう。あれを直前に観た後での「好きです」には泣きそうになってしまいました。

  • 五月の場合

五月が自分のアイデンティティや意志があいまいになっている中で風太郎に救われるシーン、そして無堂を撃退してからのタメ口になるシーンはかなりこみあげてくるものがありました。特に「勉強教えてください」のセリフは一巻の最初との対比が明確に表れる数少ない場面ですね。風太郎に「ごちそうさまでした」と返されていたころが懐かしいですね。

  • それぞれのキスシーン

これは言うまでもないですね。一番好きなのは三玖の場合と四葉の場合です。

 三玖の場合では、三玖が屋台のリーダー2人に対しブチ切れるのが印象的ですね。原作で読んだときは僕の脳内で声帯を傷つけるような声で言っているようにしかイメージできず、今までの三玖のキャラとのギャップがありましたが、伊藤美来さんはさすがですね。三玖の今までのキャラを保ちながら、でも今まで自分に自信がなかったことによる一種の壁を破壊するような力強さを同時に備えているんだという演技には感服しました。

 四葉の場合は原作と同様全体的に感動するシーンが多く充実していました。自分が安全確認を担当していたたこ焼き屋での出火で責任感を感じ、仕事を自ら増やした結果倒れてしまう。四葉が自分の限界を知ったこの場面に胸が痛みますが、そのあとに四葉"のために"集まった人に感謝する場面はやはり名場面です。過去の強い呪縛を解いてたくましく進む様子がどこか切なさを感じさせるんですよね。過去の呪縛に風太郎が強く関係しているからですが。そこから湧き出る四葉の涙の描写がこれまた切ないんですよ。原作では、四葉の表情の変化がページをまたいでしっかり区切れていましたが、映画では徐々に涙があふれる様子が丁寧に描かれていていい味を出していました。

 

  •  音楽について

この映画のOP,EDはともにすばらしい曲でした。エンディングであの歌詞とあの曲調が来たら涙が出てしまいますね。一応リンク載せときます。

OP 

youtu.be

ED

youtu.be

 

もう一つ作中で気になった曲は学園祭で二乃が歌い踊っていた「ラブ☆バケーション」です。原作では14巻で三玖が"二乃が好きな曲"としてカラオケで歌っていました。映画では映されていませんでしたね。歌詞からなにから二乃っぽくてノリノリでした。

 

こんな感じです。この作品に出会えてよかったと思ってます。